汚物処理の方法について【消毒、洗濯、お風呂の入り方】【動画有】

汚物処理 医療・健康

こんにちは、ぴんちゃんママです。

 

嘔吐物や下痢などの

汚物処理って大変ですよね。

 

出来れば、床や服は

汚したくない!

 

トイレかごみ箱に

お願いしたい所ですが、

実際は、我慢できずに・・・

という事が起きてしまいます。

 

前回、「嘔吐・下痢時の飲食の仕方」

について記事を書いたので、

今日は「汚物処理の仕方」に関するお話を

したいと思います。

 

胃腸炎の症状が気になる方は

上の記事を読んで見て下さい。

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汚物を片付けるだけでは駄目なのか?

ウイルスや菌(以降、病原体)によって

胃や腸が弱り、嘔吐や下痢の症状が出ます。

 

身体から出てきた汚物の中には、

沢山の病原体がいます。

病原体というのはとても小さいので

目に見える範囲の汚れだけでなく、

遠くまで汚れています。

 

それを知らずに掃除すると、

身体に病原体が付着し、

掃除したつもりが逆に

病原体を広げてしまう事になります。

 

また、ウイルスは乾燥すると

空気中に漂います。

これが体内に入り感染してしまいます。

 

特にノロウイルスやロタウイルスは、

感染力が強く、乾いた場所では

1週間強生きていると言われています。

 

看病している方、

嘔吐物や下痢など処理する方は

特に二次感染しやすいです。

 

感染を広げないようにするために

正しい処理の方法が重要に

なってきます。

 

手作り消毒液(200ppm/250倍希釈)の作り方

500㎖の水に

2㎖の次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を入れる

 

500㎖のペットボトルに水を入れ、

ペットボトルの蓋半分ほど

次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)

を入れれば簡単に出来ます。

 

希釈された消毒液は、

時間とともに効果も弱くなります。

作り置きはやめましょう。

 

1%=1,000ppm
市販のハイター等の濃度は約5%ハイター5%
濃度=50,000ppm

200ppm次亜塩素酸ナトリウムを
用意しようと思えば、
250倍希釈すれば良いです。

 

汚物処理をする前にする事、準備物

腕時計指輪などの装飾品は外しましょう!

 

処理する人以外はその場から遠ざけて下さい。

処理している最中にウイルスを吸い込んで

感染してしまうかもしれません。

 

準備するもの

口の広いビニール袋:2枚
紙タオルor新聞紙:沢山
使い捨て手袋:2組
使い捨てマスク
消毒剤
※使い捨てエプロン、

 使い捨て足カバーがあると尚良し

 

ビニール袋1つ目には、

ペーパータオルや新聞紙を入れ、

消毒液を入れて浸しておく。

 

ビニール袋2つ目には、

汚物を入れやすいように

外側に折り曲げて開けておく。

 

汚物の処理方法

マスク、手袋2重につけます。

 

ウイルスが飛び散らないように消毒液を

浸しておいた紙タオルや新聞紙を嘔吐物に

かぶせていきます。

 

外側から内側に向けて静かに

汚物を取り除いていきます。

 

この時、1回でふき取るようにします。

同じ面で2回3回と拭かないように

 

手袋を裏返しながら、1組外します。

 

1mの高さから嘔吐物を静かに
落した場合、
半径2mほどに汚染が広がっている
と言われています。

目に見えない範囲まで
病原体に汚染されているので
踏まないように注意しながら作業をしましょう。

 

消毒液を浸しておいた紙タオルや新聞紙を

広い範囲におきます。

 

外側から内側に向けて静かに

汚物を取り除いていきます。

 

この時、1回でふき取るようにします。

同じ面で2回3回と拭かないように

してください!!

 

汚物をふき取った

紙タオルや新聞紙は汚物入れ袋に入れ、

手袋→(エプロン)→マスクの順で捨て、

ビニール袋の口を閉じて捨てます。

 

手袋やマスク、エプロンなどの
表面にはウイルスが
着いています。
触らないように注意しましょう!

 

処理後は、すぐに

手洗いとうがいをしっかり

してください。

 

YouTubeで汚物処理の分かりやすい動画を

見つけたので載せておきます。

こちらも参考にしてください。

 

トイレの消毒ヵ所について

  • 水洗レバー
  • 便座
  • トイレの蓋
  • 手すり
  • ドアノブ
  • その他手の振れやすい場所

 

汚物を流すときは、

ペーパーを乗せてから

蓋を閉めてから流します。

 

衣類が汚染された場合

衣類の汚れを処理する場合にも、

手袋やマスクはつけましょう。

 

次亜塩素酸ナトリウムで消毒

汚物を取り除いた後、

洗剤を入れた水の中で

静かにもみ洗いをします。

 

希釈した次亜塩素酸ナトリウムに

10分間浸し、水洗いをして洗濯。

 

洗濯する場合は、他の洗濯ものと

一緒に洗わないようにしてください。

 

※漂白剤なので色落ちや

素材が溶けてしまう心配があります。

金属には腐食作用があるので使用しないか、

ふきとりを十分にする必要があります。

 

熱湯消毒

汚物を取り除いた後、

洗剤を入れた水の中で

静かにもみ洗いをします。

 

85度以上の熱湯に1分以上浸し、

その後、普段通り洗濯。

※中心部が85度以上必要です

 

洗濯する場合は、他の洗濯ものと

一緒に洗わないようにしてください。

 

※熱湯をかける事で、

素材が痛んでしまう可能性もあります。

 

布団やカーペットなどの場合

スチームアイロンなどで、

1ヵ所あたり2分程度加熱する。

 

※ドライヤーは、乾燥したウイルスを

飛ばしてしまうので使わないように

しましょう。

 

どうしても消毒が難しいという場合

感染のリスクから考えても

塩素系漂白剤での消毒は理想ですが、

どうしても難しいという場合・・・

 

出来るだけ素早く汚物を処理し、

衣服などの汚れを水でしっかりと

洗い流してから洗濯をするのが良い

思います。

 

洗い流すだけでも効果は

あるかもしれませんが、

出来れば消毒して洗濯したいですね。

 

洗濯する場合は、他の洗濯ものと

一緒に洗わないようにしてください。

 

下洗いした場所の消毒も忘れずに!

下洗いした場所やバケツにも

ウイルスは付着しているので、

必ず消毒するようにしましょう。

 

次亜塩素酸ナトリウムを使う時の注意

  • 手洗い・手指消毒に使わない
  • 小さい子供の手が届く場所に置かない
  • 商品に記載してある使用方法をしっかり読む
  • 使う時は換気を十分に行う
  • 酸素系の洗剤と混ぜない
  • 素材によって腐食したり、変色するおそれがある
  • 薄めた消毒液は時間とともに効果がなくなる
  • 塩素は日光で分解されるので日の当たる所に置かない

 

お風呂に入る時

  • シャワーだけor最後に入る
  • 下痢をしている場合、おしりをよく洗う
  • 浴槽のお湯は毎日替える
  • 使用後はお風呂用洗剤で十分洗う
  • 浴室内が汚物で汚れた場合、希釈した次亜塩素酸ナトリウムで消毒する
  • タオル類の共用はしない

 

最後に

感染予防の基本は手洗いです。

 

症状のある人が

家族に出た場合、

タオルの共有は避けましょう。

 

汚物処理をする時は、

自分自身が感染しないように

マスク・手袋をして

守りましょう。

 

処理をした後は必ず、手洗いとうがいを

する事を忘れないで下さい。

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