妊娠を考えている人は風疹の予防接種を受けましょう【風疹について】

妊娠計画 医療・健康

こんにちは、ぴんちゃんママです。

 

この記事を読んでいる方の中には、

妊娠を希望・考えている方も

いるかもしれませんね。

 

今日は「風疹」について

お話をしていきたいと思います。

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風疹とは

風疹ウイルスが原因の感染症です。

 

飛沫感染といって、

感染した人の咳やくしゃみなど、

口からまき散らされる

粒子による感染です。

 

 

もちろん、インフルエンザのように

接触でも感染します。

 

ウイルスが身体の中に入り、

鼻やのどのリンパ節で増えて

全身の症状が出ます。

 

風疹のウイルスは、はしか(麻疹)ほど

感染力が強くありませんが、

インフルエンザよりも感染力が

強いと言われています。

 

免疫がない人がはしか(麻疹)に

感染すると100%発病すると

言われていますが、

風疹は全く症状が出ないままで

終わる事もあります。

 

潜伏期間

風疹ウイルスが身体の中に入ってから

2~3週間の潜伏期間を経て

症状が出ます。

 

風疹の症状(三日はしか)

  • 身体のだるさ
  • 発熱
  • 赤い点々(発疹)
  • 全身のリンパ節の腫れ

初めの症状で後頭部や耳の後ろ

リンパ節に腫れがみられます。

 

通常は2~3日で消失するので

「三日はしか」と言われています。

 

赤い点々が現れる数日前から

症状が出た後1週間くらいは、

感染力が強いです。

 

合併症はまれ

赤い点々が現れてから数日後に

頭痛や発熱、嘔吐などの症状と一緒に

脳炎を発症する事があります。

 

血液の中にある成分が減り、

血が止まらなくなる事があります。

 

ただし、大人が風疹にかかると

子供よりも重く症状が出ると

言われています。

 

風疹の治療

現在、風疹ウイルスに

効果のある薬はありません。

 

一般的に、

合併症の症状がなければ

症状を緩和する対処療法が

行われます。

 

しっかりと身体を休めて

水分補給を取るようにしましょう。

 

身体が抗体を作りやすい環境を

つくってあげましょう。

 

よく間違われる麻疹(はしか)との違いは?

風疹の症状は、麻疹(はしか)に

似ていますが、期間が短いです。

 

発熱と赤い点々(発疹)が2~3日程で

消失するので「三日はしか」と

言われています。

 

妊娠中に風疹にかかると何が危ないの?

妊娠16週以内に感染した場合、

ウイルスが胎盤を通って

お腹の赤ちゃんに感染して

  • 眼(白内障)
  • 耳(難聴)
  • 心(心疾患)

などに重篤な合併症を発症

するリスクがとても高いです。

 

感染したけど症状が出ない場合でも、

合併症を発症すると言われています。

妊娠20週までは十分に注意しましょう。

 

【赤ちゃんの成長】
妊娠4週:胎のうが写る
妊娠6週頃:心拍動を検出
妊娠7週頃から妊娠9週:
2頭身へ。中枢神経や心臓、
手足などの器官形成
妊娠16週までに胎盤完成

※妊娠20週目までは、
赤ちゃんの体幹や心臓などを
作る大事な期間という事です。

 

風疹の予防接種について

風疹を予防するワクチンは、

生ワクチンなので胎盤を通って

感染するリスクがあるので禁止です。

 

合併症から赤ちゃんを守るため、

妊婦さんと同居する家族も

ワクチン接種を受けましょう。

 

何のワクチンを接種すればいい?

  • 風疹ワクチン
  • MRワクチン

このどちらかの接種ですが、

最近は、はしか(麻疹)が全国的に

流行しているのでMRワクチンを

接種している方がより安心です。

 

妊娠中にはしか(麻疹)を発症すると、
赤ちゃんが死んでしまったり(流産)
早く生まれてしまう(早産)などの
リスクが高まります。

 

風疹ワクチンは、自己負担ですが

住んでいる地域によっては

抗体検査や予防接種の一部費用を

助成を受ける事ができます。

 

女性だけでなく、配偶者(夫)も

助成対象になる場合もあるので、

保健所で確認してみて下さい。

 

クーポン券を利用して抗体検査や

予防接種を受ける医療機関を

調べるには厚生労働省の

ホームページを参照して下さい。

抗体検査・第5期定期接種受託医療機関

 

【MR(麻疹・風疹)ワクチン】
1期:生後12ヶ月~24ヶ月
2期:5歳以上7歳未満

※小学校に入る前の1年間
定期接種なので対象期間中の
子どもは無料です。

 

子供が欲しい。予防接種を受けてから何か月あければいい?

予防接種を受ける場合、少なくとも

2ヶ月間は避妊が必要です。

 

その際、妊娠の可能性のない生理中や

直後を選んでワクチン接種をして

2ヶ月間避妊をすると良いです。

 

 

予防接種を受ける前に妊娠が発覚した

かかりつけの産婦人科医

相談してください。

 

抗体があるが(過去に接種歴あり)、ワクチン接種してもいい?

ワクチンによる免疫は徐々に低下します。

また、うまく免疫がつかない事もあります。

 

ワクチン接種が1回の方や未接種、

ワクチン接種を2回受けているが

風疹に対する抗体を持っていない方は

ワクチン接種を受けるようにしましょう。

 

抗体を持っている方がワクチン接種を

受けても問題ありません。

 

 

私事ですが、私も仕事上

ワクチン接種を受けました。

各妊娠前、後にもワクチン接種を

受けていますが免疫がつきません。

 

ワクチン接種をしても

私のような方がいるのも事実です。

 

妊娠を考えていて、ワクチン接種も

したけど抗体価が低くて風疹の感染を

心配する気持ちも分かりますが、

予防接種以外に出来る予防をしましょう。

 

抗体価を調べてから予防接種をした方が良い?

血液検査や唾液、尿、髄液などから

調べる事が出来ます。

 

抗体を持っている方がワクチン接種を

受けても問題ありません。

風疹に対する抗体を持っていれば、

風疹のワクチンを打つ必要がありません。

 

確実に風疹にかかったという記録が

あればワクチン接種をする必要は

ないといえます。

 

しかし、風疹と思っていた病気が

別の似た病気と診断されて、

実は抗体価がなかったという事も

あるので注意しましょう。

 

休む期間【子供と大人】

子ども

「学校保健法」という法律により、

「発疹が消失するまで」と、

決まっています。

 

※保育園や幼稚園、学校によって

追加でお休みについて決めている

かもしれません。

詳しくは、お子さんが通っている所に

問い合わせをするようにして下さい。

 

大人

子供のように休みに関して

決まり事はありません。

 

就業規則がある場合は、それに

従う必要があります。

 

しかし、妊婦さんを含め他の方に

うつさないように外出を控え

自宅で安静するのが1番です。

 

風疹の予防法

  • 手洗い
  • マスク
  • ワクチン接種
  • 人混みを避ける

 

妊婦さんに風疹をうつさないように

同居している家族はワクチン接種を

受けるようにしましょう。

 

すでに妊婦さんの場合は、

ワクチン接種を受けられません。

 

妊婦さんの場合は、

マスクや手洗いを十分にして、

20週までは風疹の流行地域や

人込みの多い所は避けるようにしましょう。

 

最後に

妊娠20週目までに風疹に感染すると

お腹の中にいる赤ちゃんが重篤な

合併症(白内障、難聴、心疾患など)を

発症するリスクがあがります。

 

妊婦さんは、風疹に感染しないように

マスクをして人混みや不必要な外出は

避けるようにして予防をしましょう。

 

また、妊婦さんの周りや同居する家族も

風疹のワクチン接種を受けましょう。

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