ハチミツと赤ちゃん【ボツリヌス症とは】

ハチミツ 医療・健康

こんにちは、ぴんちゃんママです。

 

生後5ヶ月を過ぎた頃から徐々に離乳食を

初めている頃でしょうか?

 

よく食べる子もいれば、食に興味を持ってくれず

なかなか食べてくれない子など様々かと思います。

 

離乳食の中で、ハチミツというのは

1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。

 

母子手帳やハチミツ(一部)には

「1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない。」

と、警告表示があります。

 

しかし、このことを知らない人も

少なからずいるのが現状で、

食べた事でボツリヌス症に感染し、

過去に亡くなっている子がいます。

 

ぴんちゃんパパは、ママが教えるまで

聞いた事もなかったようです。

 

知らなかった。自分の子は大丈夫。

それではすまない事もあります。

 

今日は、「ボツリヌス症と赤ちゃん」について

お話をしていきたいと思います。

 

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なぜ1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない?

母子手帳撮影

 

腸内の細菌が未熟な1歳未満

赤ちゃんが食べてしまうと、

強い毒素が腸の中で増えて

「乳児ボツリヌス症」を発症しやすいから。

 

ボツリヌス菌は熱や乾燥に強く、

予防法は満1歳までハチミツを

与えないということです。

 

厚生労働省も

「はちみつを与えるのは1歳をすぎてから」

と発表しています。

 

上の子には1歳未満で食べさせてたけど、

大丈夫だったから下の子にもあげる。

お友達が「大丈夫だよ。」と言っていたから、

自分の子(1歳未満)にも食べさせる。

絶対にしないで下さい。

 

ハチミツを食べたから必ず発症する

わけではありませんが、

食べた食材にボツリヌス菌がいなかったり、

菌の量がすくなかったなど

たまたま発症しなかっただけかもしれません。

 

子供を守れるのはこのブログを

読んでいるお母さん、お父さんだけです。

 

ボツリヌス症とは

 

  • ボツリヌス食中毒
  • 乳児ボツリヌス症
  • 成人腸管定着ボツリヌス型
  • 創傷ボツリヌス症
  • その他

 

「ボツリヌス菌」が作る神経毒素が原因で、

熱や乾燥、消毒に強いです。

 

適切な治療を行わないと最悪の場合、

死亡する場合があります。

 

どのようにして発症するのか

ボツリヌス菌は芽胞(がほう)と呼ばれる

固い殻に入った種のようなものです。

 

この芽胞が身体の中に入って発芽し、

増えたボツリヌス菌の毒素によって発症します。

 

※ボツリヌス菌の芽胞の状態で

増える事はないです。

 

乳児ボツリヌス症【症状】

便秘が3日以上続く元気がない

おっぱいを飲む力や泣き声が弱くなるなどの

症状がみられます。

 

また、ボツリヌス菌は神経毒なので、

顔の表情がなくなったり、首がすわらなくなる、

手足の左右対称の麻痺などの症状が現れます。

 

呼吸をするための筋肉が麻痺すると

人工呼吸器の治療が必要になります。

 

重症化すると亡くなる場合もあります。

 

もし、ハチミツを食べて上記の症状が

ある場合、すぐに病院に受診しましょう。

 

どういった食材に気を付ければいい?

  • ハチミツ
    ハチミツ入りのお菓子や飲み物にも
    注意しましょう。

 

  • 黒砂糖
  • 井戸水
  • いずし
  • 滅菌の不完全な真空パック・食品
  • 缶づめ類

 

加熱すればいいの?

ボツリヌス菌の耐性熱は、120度4分以上

 

100度の熱で長時間加熱しても死滅できません。

家庭での加熱調理では、殺菌調理は不確実なので、

やはり与えないのが1番の予防法です。

 

生後1未満でハチミツを食べさせてしまった場合

口や体についてハチミツを拭き、

暫くの間は、便秘が3日以上続いたり、

おっぱいを飲む力や泣き声が弱っているなど

症状がないか注意深く観察するようにしましょう。

 

ボツリヌス症の疑いがある場合は

すぐに病院に受診しましょう。

 

最後に

生後1ヶ月未満の赤ちゃんは、

大人と比べ腸内環境が整っていないので、

ハチミツや黒砂糖を食べさせない様に

しましょう。

 

また、外食や市販品の中にはハチミツが

含まれている事もあります。

 

うっかり口に入ってしまわないように

原材料を日頃から確認するように心がけたいですね。

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