こんにちは、ぴんちゃんママです。
寒い時はあまり見かけないけど、
暖かくなると見かけるようになる虫。
虫の中には毒を持つものもいます。
知らずに触れてしまったり、
咬まれたり・刺されたりしたら
どうなるのでしょうか?
虫に刺されてすぐに赤く腫れたり、
腫れてもすぐに消える人、
刺されても反応がない人など様々です。
「虫に刺された・咬まれた場合」
についてお話をしていきたいと
思います。
こんな昆虫には注意が必要!
皮膚炎を起こす虫は多くいますが、
ぴんちゃんママが個人的に思う
身近にいる昆虫を紹介したいと思います。
ムカデ<毒>
石や植木鉢の下、
餌を求めて家の中に入ってきます。
咬まれると・・・
- 強い痛み
- 腫れ
- 咬まれた部分が熱い
痒み→抗ヒスタミンの塗り薬
炎症→ステロイドの塗り薬を広めに塗ります。
痛み→痛み止めが有効です。
マダニ<感染症を媒介>
あまり高くない山や林、草むら、
ヤブなどに生息しています。
市街地周辺でも見られる事があります。t
屋内にいる目に見えないダニとは違い、
吸血前は3~4ミリ程の大きさで
吸血する事で徐々に大きく成長します。
マダニを取り除きます。
場合により抗生剤の内服あり。【除去方法】
・ピンセットで頭に近い皮膚を
つまんで除去
・ワセリンを厚く塗って
虫が外れるのを待つ
ヒゼンダニ(疥癬:かいせん)<感染>
老人ホームで集団感染の話を耳にします。
先ほど紹介したマダニと違い、
目で確認する事が出来ません。
咬まれると・・・
- 強い痒み
- ※皮膚の下にトンネル
- 顔から下に赤いぶつぶつ
- 小豆程のぶつぶつ
少し切除/注射針ですくい取り、
顕微鏡で虫や卵を確認します。
卵は1日で2~3個産み、
3~4日程で孵化します。
・塗り薬
硫黄、安息香酸ベンジル配合、
クロタミトンの塗り薬など
顔から下の全身に
塗り残しがないように塗る
ステロイド剤は禁忌です。
・内服
イベルメクチン(ストロメクトール)
かゆみ止め
用いる事がありますが、
市販のオイラックスの中には
ステロイドが含まれているものが
あるので十分に注意しましょう。
ケジラミ・アタマジラミ<感染>
保育園や幼稚園、小学校などで
集団感染の話をよく耳にします。
感染すると・・・
- かゆみ
- 頭を這うような感覚
- 掻き傷により2次感染
- まれに無症状
しらみ専用のシャンプーが有効。
毛虫(チャドクガ・イラガなど)<毒>
サクラ、カエデ、バラ、クスノキ、
サザンカ、ツバキなどの植物
毒針毛や毒棘に触れる事で・・・
- 強い痛み
- 小さくて赤いぶつぶつ
- ピリピリ感
- 痒み
- 赤くなる
- 腫れ
- 水ぶくれ
がたくさん出てきます。
長いと症状が1~2週間続きます。
粘着力のあるテープで優しく
抑えて毒毛針を取り除き、
流水で洗い流します。
※針が目視できる場合は、
ピンセットで抜きます。
【治療】
ステロイドの塗り薬
痒みが強い場合→抗ヒスタミンや
抗アレルギーなどの内服を併用します。
ケムシの姿から見るからに
触ってはいけない感をすごく
醸し出していますが、
ケムシの中にも毒のない種類も
います。ただし、針があるので
触ると痛い事があるので注意しましょう。
ノミ
ノミによる被害の殆どが猫によるもの。
スネなどひざ下を咬まれる事が多く、
咬まれると・・・
- 痒み
- 水ぶくれ
痒み→抗ヒスタミンの塗り薬
炎症→ステロイドの塗り薬
5~10月頃まで出現し、特に夏に多いです。
蚊<感染症を媒介>
感染症を保有している事があるので、
感染する危険性があります。
ブユ(ブト・ブヨ)
ハイキングやキャンプ地での
被害をよく耳にします。
体長3~5ミリ程度の黒い虫。
咬まれると・・・
- 咬まれた所からごく少量の血
- 咬まてすぐは軽い痒み
- 咬まれてから数時間~1日後から激しい痒み
- 物凄く腫れる
- 咬まれた所が熱を持つ
- 痒みと腫れが1週間程続く
ステロイドの塗り薬
痒みが強い場合、かゆみ止めの
内服を併用する。
熱を持っている場合は、
冷やすと症状が少し和らぎます。
ぴんちゃんママも何度も咬まれた事が
ありますが痒すぎて夜も寝れず、
咬まれた所に手を置いているの?
ってくらい腫れます。
瞼の上を咬まれたら完全に
お岩さんです・・・・。
アブ
主に水がある所に生息しています。
蜂の姿に似ていますが、
「ハエ目」のグループに属します。
咬まれると・・・
- 強い痛み
- 痒み
- 腫れ
が続きます。
アブは小学生の頃に咬まれて、
かなり痛痒かった記憶があります。
蜂<毒>
刺されると・・・
- 強い痛み
- 腫れ
- 赤くなる
- 痒み
・追いかける
・大きな声を出す
・香水や匂いのきつい化粧品
・黒色の服や髪
・傷口を洗う
・毒を絞り出す【治療】
ステロイド剤の塗り薬
※スズメバチやアシナガバチなど、
刺される事でアレルギーを
引き起こす事があるので、
病院に受診するようにしましょう。
・口で毒を絞り出す
ヒアリ<毒>
刺されると・・・
- 強い痛み
- 腫れる
知り合いの医師に聞きましたが、
蜂やセアカゴケグモなどの虫よりも
アナフィラキシーショックを
引き起こしやすいとと言っていました。
こんな症状が出た時は注意!
傷が出来たり、水ぶくれが破れた後など
場合によっては化膿する場合があります。
そのような場合には、抗生物質が
入った塗り薬や飲み薬が必要に
なる事があるので、医師や薬局の
薬剤師に相談するようにしましょう。
とびひ
傷口を痒みのために汚れた手で
掻いたり、こする事で細菌が入って
とびひ(水ぶくれ、ただれ)を
引き起こす事があります。
全身に広がっていきます。
抗菌薬の塗りぐ薬や飲み薬
痒みがある場合、抗ヒスタミンや
抗アレルギーの飲み薬を併用します。
すぐに受診が必要な症状
- 全身にぶつぶつ
- 発熱
- 吐き気
- 嘔吐
- 息苦しい
- めまい
- 頭痛
- 全身の力が出ないなど
刺された・咬まれた後にする事
- 針を取り除く
- 傷口を綺麗に洗い流す
- ポイズンリムーバーを使用する
- (市販品/病院処方)薬を塗る
- 必要に応じて受診
・こする
・傷口におしっこをかける
・毒素を口で吸いだす
毒の応急手当に「ポイズンリムーバー」
https://child-treasure.net/extractor/1092/
虫刺されの治療
- ステロイドの塗り薬
- 抗ヒスタミンの塗り薬
- 症状に合わせて内服有
市販品の虫刺されの塗り薬にも
ステロイド剤や抗ヒスタミン剤が
含まれている物があります。
市販で症状が治まるのであれば、
問題ありませんが改善しない場合は
皮膚科に受診するようにしましょう。
ステロイド剤にも強さがあり、
病院で処方される強いものと比べると
市販品は弱いです。
予防と対策
- 肌を露出しない
- 黒い服を避ける
- ひらひらした服を避ける
- 香水をつけない
- 光物を身に着けない
- 虫よけスプレーを使用する
最後に
毛虫やムカデ・蜂など見た目からも
危険そうな姿をしていれば
まず触らないと思います。
しかし、気が付かないうちに
咬まれた・刺されたという事があります。
痒みで掻いて症状を悪化しないように
しっかりと対処しましょう。
症状が長引く場合は我慢せず皮膚科に
受診するようにしましょう。
その前に虫に刺されないように
きっちりと対策するようにしましょう。