はしかのお話【症状や出席停止期間など】

風邪 医療・健康

こんにちは、ぴんちゃんママです。

 

感染した人が新幹線(新大阪~東京)で

長距離移動している事がニュースになりました。

 

あれから急速に感染が広がり、

日本中で「はしか」の感染者が相次いでいます。

 

 

 

 

 

 

テレビで話は聞くけど、実際のところ

どんな病気なんだろう?っていう方も

少なくないかと思います。

 

今日は、「麻疹に関するお話」について

書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

麻疹?はしか?どんなウイルス?

麻疹(ましん)は、「はしか」とも呼ばれています。

ここのブログでは、皆さんが分かりやすいように

「はしか」と記載していきます。

 

原因は、麻疹ウイルスによる病気です。

 

感染力はとても強く

感染して「はしか」にかかった

人から人へ感染していきます。

 

空気感染といって、

空気中にウイルスが浮かんでいて、

それをすいこむ事で感染します。

 

「はしか」に対する免疫がない人が

感染してしまうと、

ほとんどが発症するといわれています。

 

感染しても「はしか」にかからない人は、

殆どいないという事になりますね。

 

症状や合併症は?

潜伏期間は、9日~11日

 

潜伏期間を経て、

カタル期、発疹期、回復期という

3つの経過をたどっていきます。

 

①カタル期(感染力最大)➡風邪のような症状

  • 38度前後の発熱
  • 眼の充血
  • 鼻水
  • 頬っぺたの内側に白い斑点(発疹が出る2日前頃より出てくる)

 

②発疹期➡身体にぶつぶつが出現

  • 39度前後の発熱
    一旦熱が下がったと思ったら、また上がってくる

  • ぶつぶつ(発疹)
    ※耳の後ろ→首→体の順で現れる

 

③回復期

ぶつぶつ(発疹)が色素沈着を残して消退していく

 

合併症

中耳炎や、肺炎、脳炎、喉の周辺が狭くなり

犬が吠えたような咳を起こす事があります。

 

特に肺炎や脳炎には注意が必要です。

 

頻度は低いですが、麻疹に感染してから、

数年の潜伏期間のあとに

発症する重篤な脳炎もあります。(予後不良)

 

「はしか」かな?と思ったら

  • ぶつぶつ(発疹)
  • 発熱など

「はしか」のような症状がある場合は、

 

まずは病院に電話で
「はしかかもしれない。」と連絡
マスクを着用して、出来るだけ
公共交通機関を使用せず受診する

※病院の指示に従ようにしてください

 

「はしか」はとても感染力の強い病気です。

周りに感染させないように気を付けましょう。

 

休む期間【子供と大人】

子供の場合

「学校保険法」という法律があります。

 

「はしか」にかかった場合、

解熱後3日を経過するまで」と、

決まっています。

 

※保育園や幼稚園、学校によってそれぞれに

決めているかもしれません。

詳しくはお子さんが通っている

保育園、幼稚園、各学校に問い合わせをしてください。

 

大人の場合

子供のように休みに関して決まり事はありません。

就業規則がある所はそれに従う必要があります。

 

感染を広げないためにも

感染させる期間は仕事を休むのが

1番かなと思います

 

予防法は?感染者に接触した場合どうすればいい?

手洗いやマスクで感染力の強い

「はしか」を予防するのは難しいです。

 

予防するために、ワクチン接種が

よいといわれています。

 

ただし、妊婦さんの場合は、

ワクチン接種を受ける事が出来ません。

 

流行時期には外出や人込みをさける事です。

 

家族に「はしか」にかかった人がいる場合や、

「はしか」にかかった人に接触した場合、

かかりつけの先生にワクチン接種等の

対応について相談するといいです。

 

妊婦中がはしか感染したら赤ちゃんは?

妊娠中にはしかに感染すると、

赤ちゃんが死んでしまったり(流産)、

早くに生まれてしまう(早産)などの

可能性があります。

 

既に妊娠している場合は、

ワクチン接種が出来ません。

 

空気を介して感染するので、

手洗いやマスクで防ぐ事は

難しいです。

 

流行時期や流行地域、

人込みを避けるように注意しましょう。

 

同居家族ではしか感染のリスクがある場合、

ワクチン接種の対応について

かかりつけ医に相談しましょう。

 

予防接種って何のワクチン?値段は?

「予防接種法」という法律があり、

  • 1期生後12か月から24か月まで
  • 2期5歳以上7歳未満で、小学校に行く前の1年間

はしか(麻疹)と風疹の混合ワクチン

「MRワクチン」2回接種(無料)します。

 

任意接種ではありません。

 

予防接種1回だけでは、

十分な抗体を得られない

言われているので、必ず2回接種

するようにしましょう。

 

麻疹は合併症が怖いです。

しっかり予防接種をして

感染するリスクを下げましょう。

 

これ以外の年齢の方は、

病院で相談してください。

 

大人の方で過去に予防接種を

2回していても時間の経過とともに

抗体がなくなっている場合があります。

 

病院によって値段が異なりますが、

定期摂取対象者以外の

ワクチン接種の値段は、

7,000円~10,000円が目安。

(自己負担)

 

 

 

 

 

 

「はしか」にかかりやすいか調べる方法は?値段は?

病院で抗体検査をすれば、

自分が麻疹にかかりやすいのかを

調べる事が出来ます。

 

検査が出来るか内科や小児科

事前に電話で確認すると良いと思います。

 

検査方法は、血液検査です。

検査自体はすぐに出来ますが、

結果がすぐに出ません。

 

値段は、ワクチン接種と同様

病院によって値段が異なりますが、

1,000円~7,000円が目安。(自己負担)

 

詳しく知りたい場合は、

病院で確認してください。

 

ワクチン接種の前に抗体検査を受けた方がいい?

抗体検査を受けて、はしかの

十分な抗体価があると分かれば、

予防接種を受ける必要がなくなります。

 

妊娠の前にワクチン接種を受けておきたい

妊娠中ははしかの予防接種を

受ける事が出来ません。

 

予防接種を受ける場合、少なくとも

2ヶ月間の避妊が必要です。

 

その際、妊娠の可能性のない生理中や直後を

選んでワクチン接種をして、

2ヶ月間避妊をするとよいです。

 

ワクチン接種をした後に

妊娠が分かった場合には、

かかりつけの産婦人科医に相談

してしてください。

 

過去にはしかにかかった事があるけど、ワクチンは?

一度はしかにかかると、ずっと免疫が

付いて再び発症する事はほぼない

と言われています。

 

確実にはしかにかかったという記録が

あればワクチン接種をする必要は

ないといえます。

 

しかし、はしかと思っていた病気が

別の似た病気と診断されていて、

実は抗体価がなかったという事も

あるので注意が必要です。

 

最近のニュース

4月30日

成田空港の従業員がはしか感染に

気が付かず22日、24日、26日と勤務を

続けていたとニュースになっていました。

 

4月18日

愛知の西尾氏で1歳未満の赤ちゃんが

はしかに感染したとニュースに

なっていました。

 

症状が出る前、4月13日(土)

ウイングアリーナ刈谷で行われた

プロバスケットボールの試合観戦

参加していたので不特定多数の人と

接触した可能性があります。

 

今は日本中どこにいても、
はしか感染のリスクが高い!!

発熱やぶつぶつなどの症状が
ありはしかが疑われる場合、
まずは、医療機関に「はしか
かもしれない。」と、電話連絡。
してから受診するようにしましょう。

受診する際は、出来るだけ
公共交通機関の利用を
避けてください。

 

最後に

「はしか」のはじめの症状は、

風邪の症状に似ています。

 

はしか患者がいた場所にいて、

接触した可能性がある場合には

特に症状の出現に注意しましょう。

 

発熱やぶつぶつなどの症状が出たら、

まずは病院に電話して下さい。

 

1回のワクチン接種や小さい頃に2回接種した方、

抗体が不十分な可能性があります。

 

抗体検査で調べたり、もう一度受けるなど

ワクチン接種が必要な方は

速やかに受けるようにしましょう。

 

子供の場合、1歳・年長さんになったら

ワクチン接種をするようにしましょう。

 

流行地域への外出や人込みを出来るだけ

避けるようにするのも

感染するリスクを下げる手段です。

 

今、すでにかかっている人は

感染を広げないように外出せず、

マスクをつけて家で安静するようにしましょう。

 

はしかは、空気を介して感染するので

予防する事は難しいです。

 

特に妊婦さんは、感染してしまうと

流早産するリスクがあがります。

 

なるべく人が沢山いるような場所は

避け感染するリスクを下げましょう。

タイトルとURLをコピーしました