こんにちは、ぴんちゃんママです。
毎日、とっても暑いですね。
外に温度計を置いてみたら
温度が大変な事になっていました。
この気温、ほんと危険です!
今日も暑すぎる…
温度計を外に出して置いたら、なんと44℃!!
そら、スズメもハアハアするよね。https://t.co/uRlvkHjqSM pic.twitter.com/UsbaEEcE4u
— ぴんちゃんママ@子育てペンペン (@gqsKaHUpBEWY9e8) 2019年8月5日
以前、熱中症についてお話をしましたが、
今日は、「脱水」に関する
お話について説明していきたいと思います。
人間の体は水で出来ているって本当?
成人している大人の体には
体重の約60%が水だという事を
知っていますか?
女性の場合、男性よりも脂肪が
多いので水分量が少し少ないです。
これに対して高齢者は、
50%と少なくなっています。
体の中の水分はただの水ではない!?
生きていくうえで、水分は
なくてはならない存在です。
水分といってもただの水ではなく
体の中の水には、ナトリウムや
カリウム、マグネシウムなど
色々な物が入っています。
られらを電解質(イオン)とよび、
身体の機能や調節を維持など、
生きていくうえでとても大事な役割を果たします。
なので・・・
汗をかいた時や下痢・嘔吐時など
身体からは水だけではなく、
水と一緒に電解質も減っています。
脱水とは?脱水の種類は1つだけではない?
水と電解質が減っている事を言います。
通常は、水と電解質が平衡に保たれています。
病院では、患者さんに対して
「脱水」という表現しかしませんが、
脱水の種類は1つではありません。
脱水には重症度が分類されており、
重症になれば精神的な症状が現れたり、
意識を失ったり、最悪の場合、
命を落としてしまう危険があります。
水分が足りていない脱水
身体の中の水分が多く失われる脱水
原因とは?
- 水分不足
・病気で飲めない
・喉の渇きを感じない
・水がなくて飲めない - 大量の汗
- 大量の下痢
- 出ていくおしっこが多い
・腎臓の病気 - 混合性脱水に対して
高張液の点滴をした場合 など
症状とは
- 喉の渇き/水を飲む行動
- おしっこの量が減る
- つばが減る
- 口の中が乾燥
体重の約2%程度の水分が
減っていると言われています。
混合性脱水
同時に身体の中の
水とナトリウムが減少している状態
原因とは?
どちらの原因でも引き起こされる
ナトリウムが足りていない脱水
身体の中のナトリウムが多く失われる脱水
原因とは?
- 酷い全身のやけど
- 吐いた
- 下痢
- 検査などによる消化液の吸引
- 腎臓の病気
- 混合性脱水に対して
低張液の点滴をした場合 など
症状とは
- 食欲がない
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 全身のだるさ
- 気分が悪い
- 吐く
子供の脱水には要注意!!!
子供は大人よりも脱水になりやすく、
特に乳幼児(0歳~小学校前)は急速に
脱水になりやすいので注意しましょう
体の小さな赤ちゃんや子供は
大人に比べると水の量が
少ないと思われがちですが、
生まれた時は体重の約80%が水分
で、成長とともに少しずつ減ります。
病気から脱水につながる事もあるので注意!
- 吐いている
- 下痢をしている
- 熱が出ている
- ロタウイルス腸炎 など
病気にかかっている場合は、
特に注意が必要です。
こんな症状がある場合は、すぐに病院へ
- 水分が全くが飲めない
- 頻回に吐いている
- 頻回に水のような
下痢をしている - おしっこが朝から
夕方になっても出ていない - おしっこの量が
いつもより極端に少ない - ぐったりしている など
点滴や入院など方法があります。
これらの症状がある場合は、
早めに病院に受診しましょう。
赤ちゃんはこんな症状に注意!
- 頭の骨がない(大泉門)が
あきらかにへっこんでいる - 顔色が悪い
- 目がくぼんでいる
- ベロや口の中が乾燥
- 泣いても涙が出ない
- 機嫌が悪い
- 体重が減っている
- おしっこの量が減った
- おしっこの色が濃くなった
上記の症状を参考にして、
状態が悪いと判断した場合には
急いで病院に受診して下さい。
脱水時の対処の方法について
塩分や糖分を含んでいる
経口補水液を飲みましょう。
体により早く水と電解質が吸収
されるように作られています。
また、飲む場合には一気に
飲むのではなく、少量を
少しずつ飲むようにしましょう。
上で説明したように脱水は
水と電解質を失った状態です。
水だけを補充してしまうと
逆に脱水が進行してしまうので
大量に汗をかいた時や吐いている時
下痢をしている時に水を
飲むの事は絶対にやめましょう。
・どうしても飲めない
・飲んでも改善しない
・意識や反応が悪い
そういう場合には、
病院で点滴をする事も出来ます。
そんな時は、無理せず病院を
受診するようにしましょう。
最後に
皆さんには、
脱水の種類を知ってほしい、
詳しくなってほしいという意味で
かいたわけではありません。
なぜ、水分補給に水やお茶だけでは
安心できないのかという事を
分かってほしいなと思います。
子供や高齢者は、
特に状態が悪化しやすいです。
身体の中にはバランスがあり、
ほんの少しずれるだけで簡単に
体調を崩してしまいます。
そういった場面に遭遇した場合には、
スポーツ飲料を摂取したり、
必要に応じてOS1を飲むように
してください。
どうしても飲めない時には
点滴で水分補給をする事も
可能です。
夏は特に熱中症の心配があります。
熱中症により脱水が進まないように
早め早めの対応をとるようにしましょう。