こんにちは、ぴんちゃんママです。
前回、端午の節句に関するお話や
五月人形に関するお話をしました。
今回は、端午の節句で食べられる
「柏餅やちまき」について
お話をしていきたいと思います。
五月人形・こいのぼりについては、こちら
菖蒲湯については、こちら
なぜ柏餅とちまきを食べるようになったのか
桃の節句である「ひな祭り」では、
お祝いの料理としてはまぐりの吸い物や
ちらし寿司を食べます。
これに対して、端午の節句は柏餅や
ちまきを食べる習慣があります。
こう考えると、桃の節句はご飯なのに
対して端午の節句はお菓子しか
ありませんね。なぜでしょう?
柏餅やちまきは、
中国から日本の奈良時代に伝わり、
平安時代では宮中行事として
用いられていたそうです。
「柏餅」を食べる意味
かしわの葉は、新芽が育つまでは
古い葉が落ちないことから、
武家の子孫繁栄の縁起をかつぐ象徴
として食べられます。
柏餅の葉っぱは食べられるの?
桜餅の葉が食べられるので、
かしわの葉も食べられると思って
小さい頃に食べてみた事があります。
…葉が硬くて美味しくなかったです。
かしわの葉を食べる事はおすすめしません。
…食べようと思ったのは私だけでしょうか?
ちまき(粽)の歴史や食べる意味
ちまきを食べるようになった歴史
中国の高名な詩人である屈原が、
べきらこうに身を投げ自殺した後、
魚が屈原の亡骸を食べて傷つけないよう
淵に餅を投げ弔ったそうです。
この命日が5月5日で、毎年、命日には
餅を投げ供養していたことが
ちまきの始まりとされています。
5月5日にちまきを作って
災いを除ける風習が中国から日本に
伝わったと言われています。
ちまきを食べる意味
ちまきには邪気を払う効果があるとされ、
無病息災や邪気払いをして身を守ってくれる
という意味合いで食べられています。
武士が戦へ向かう時にちまきを
携帯食として持って出たとも
いわれているそうです。
この他に、
ちまきを毒蛇にみたてて食べてしまうという
考えの説もあるそうですよ。
ぴんちゃんばあばは、大おばば様から
ちまきは男の象徴に似ているから、
こどもの日に食べるんだよと
教わったそうです。
なんでも、ちまきの葉を向いて
いつかの時のために練習をしている。
という事らしいです。
因みに女の子は柏餅。
一応、調べてみましたがそんな情報は
出てきませんでした。
分らない事もないですが、
なにがどうなって誰がそんなお話に
変えてしまったのでしょうか…。
ちまきの名前の由来
チガヤの葉で巻いていたことから、
ちまきという名前になったそうです。
ちまきは、もち米やうるち米、
米粉などで作ったお餅です。
お店で売っているちまきは、
笹の葉で包んでイグサなどでしばり、
蒸したり茹でたりしていますが、
元々はチガヤという植物の葉を
使っていました。
ちまきの名前の由来になった植物って何?
チガヤがどんな植物か分からないので
調べてみたら、想像していたのと
全然違い、猫じゃらしみたいな草でした。
チガヤ pic.twitter.com/pwkfjJeByD
— 季節の花々 (@shimura_flowers) 2019年5月5日
科名:イネ科
背丈:30~80cm
開花時期:4~6月
花の穂は、果実の時期に
毛が広がって目立ちます。
チガヤの若い花の穂は、
かじるとあまみがあります。
最後に
端午の節句に食べる柏餅やちまきって
美味しいですよね。
小さなお子さんに食べさせる時は、
喉に詰まらせたり、割りばしで喉を
つかないように注意しましょう。
※ちまきはお店によっては、
割りばしがついている場合があります。