こんにちは、ぴんちゃんママです。
鼻血を経験した事がある方は多いと思います。
自分や子供の鼻から血が出た時どうしますか?
この間、外で遊んでいた時、小学生の子が
鼻をぶつけたのか鼻血を出していました。
その子の傍にお父さんがいたので
止血するから大丈夫だろうと思い
気に留めませんでした。
しかし、暫くして周りにいた子供達が
「血が全然止まらないやん!」と
騒いでいたので大丈夫かな?と見たら
お父さん…
何もせずただ見ているだけでした。
初めは、我が子が鼻血を出して
気が動転して動けないのかと思いましたが
話しているとただ単に止血の方法が
分からなかったようです。
今日は、「鼻血が出た時の対応」について
お話をしていきたいと思います。
鼻血の原因
- 腫瘍や異物
- 手術後
- 怪我をした
- 炎症やアレルギー(鼻炎)
- うがいやいきみ、精神的な興奮、のぼせ
- 高血圧や糖尿病、感染症など
- 血液の病気
- 血をサラサラにする薬を飲んでいる
- 原因がはっきり分からない
鼻血といっても原因は様々です。
子供は、鼻をいじって血を出すことが多いです。
鼻が痒くてこすってしまったり、
鼻を強くかんで鼻の粘膜を
傷つけて血を出してしまうのでしょう。
また、鼻水や血が固まった所が気になり、
また触ってしまい、
出血を繰り返す事もあります。
子供は風邪の後も出血しやすいです。
どこからの出血が多いの?
鼻血の多くは、鼻の入口1~2cmにある
キーゼルバッハ部位という所からの出血です。
キーゼルバッハ部位は、動脈と静脈の
吻合部である毛細血管が集合しており、
粘膜は薄く、刺激も多いため出血しやすいです。
※毛細血管は、とても細い血管です。
鼻の奥にある動脈からの出血では、
大量の出血になります。
なんで出血しやすいの?
鼻というのは単なる空気の通り道ではなく、
鼻の中の加温や加湿の働きもあり、
粘膜に血管が沢山ある構造になっています。
キーゼルバッハ部位には、たくさんの
毛細血管が集合しており、粘膜も薄く、
乾いた空気やアレルギー物質の刺激など
刺激も多いため出血しやすいのです。
また、指が届く範囲で傷が
つきやすい事も出血しやすい原因です。
鼻血が出た時の対応。止血方法について
- 座って少しうちむいた姿勢で口呼吸
- 親指と人差し指で鼻の両側が
膨らんでいる所をつまむ - 5~10分ほど圧迫
※冷やすと血管が収縮するので血の
止まりが早いので冷たいタオルを
当てながらつまむと尚良いです。
こうする事でキーゼルバッハ部位を
圧迫止血する事ができます。
もし血をサラサラにするような薬を
飲んでいたり、血液の病気がある場合、
血が止まるのに時間がかかります。
血液が喉に垂れ込み
吐き気の原因になるのでやめましょう。
ないので止めましょう。
病院に受診する目安
- 怪我などをして15~20分圧迫しても
血が全く止まらない - 血の量が多い(何度も血を吐き出す、
片側だけでも流れ落ち続ける) - 怪我をしていない。鼻を触っていないのに
何度も鼻血を繰り返す - 悪臭のある鼻血が出る
- 鼻以外からも出血がある
これらの症状がある場合は、
耳鼻科を受診しましょう。
診察結果によっては、脳神経外科や
血液内科を紹介される場合があります。
最後に
ポタポタと鼻血が出るのでビックリ
するかもしれませんが、
きちんと圧迫すればだいたいは
止まるので落ち着いて正しい止血を
行いましょう。
また、子供が自分の血を見て不安に
ならないように優しく声をかけて
あげるようにしましょう。
血がなかなか止まらなかったり、
何度も繰り返すなどがあれば、
病院に受診しましょう。