こんにちは、ぴんちゃんママです。
前回、造幣局で開催されている桜の通り抜け
についてお話をしたので、
今日は「造幣局」とは何をするところなのかを
書いていきたいと思います。
参照:造幣局
造幣局の本局や支局はどこにある?
独立行政法人で、職員は国家公務員。
本局は大阪市北区天満で、
さいたま市大宮区と広島市佐伯区の
2つに支局があります。
それぞれに博物館や展示室があります。
造幣局ではどんな事をしている?
製造
- お金として使う貨幣(コイン)
- 記念貨幣
- 勲章・褒章、メダルなどの金属工芸品
※造幣局では紙幣(日本銀行券)は作りません。
品位証明・分析
- 指輪などの貴金属製品の品位試験や証明
- 地金・鉱物の分析試験
販売
- 1度も使われていない1円から500円
- 記念貨幣
貨幣(コイン)のデザイン
日本にある貨幣の種類は6種類
日本人になじみ深い植物や
貨幣が作られた社会状況が反映され
作られています。
1円
発行年:昭和30年
素材:アルミニウム
図柄:表→若木、裏→1
若木:伸びゆく日本の象徴
5円
発行年:昭和24年→34年
※昭和24年に穴のあいている貨幣として
発行され、昭和34年に日本国の字を
國→国、楷書体→ゴシック体に変更
素材:黄銅
図柄:表→稲穂、歯車、水、裏→双葉
稲穂:農業
歯車:工業
水:水産業
双葉:第2次世界大戦が終わり新しく
民主国家になった日本の象徴
10円
発行年:昭和34年
素材:青銅
図柄:表→平等院鳳凰堂、唐草、裏→常盤木
平等院鳳凰堂:京都市宇治氏。世界遺産に登録
藤原頼通が、極楽浄土での
生まれ変わりを願い、
その世界の様子を立てました。
50円
発行年:昭和30年→42年
※ニッケル金属で作られ、穴あきではなかった。
その後、100円が作られ色や形が似ており、
間違えやすいため、穴あきに変更。
素材:ニッケル金属→白銅
※100円が銀貨幣から拍動に変更された時、
50円も白銅貨幣に変更。
図柄:表→菊、裏→50
菊:デザインを変えながらずっと菊が
描かれています。
100円
発行年:昭和42年
素材:銀→白銅
※材料の銀が高くなり白銅貨幣。
図柄:表→桜、裏→100
500円
発行年:昭和57年→平成12年
※自動販売機などが急速に普及し、
品物の値段も高くなってきた事などの
理由から500円が作られるように。
素材:白銅→ニッケル黄銅
※平成12年に偽造・変造防止のために変更
図柄:表→桐、裏→竹、橘
※デザインは同じですが、偽造を防止するために
色々な工夫がされています。
博物館・展示室の見学
貨幣や造幣局について数多くの資料が
展示してあります。
予約申請や見学日、その他気になる事など
詳しくは造幣局ホームページをご確認下さい。
博物館・展示室の予約は基本不要
ですが、団体や観光バス等で来館する
場合は申し込みが必要になります。
料金は無料
博物館(大阪本局)
住所:大阪市北区天満1-1-79
電話:06-6351-8509
開館時間:9時~16時45分(入館は16時まで)
休館日:年末年始、桜の通り抜け開催期間
毎月第3水曜日
※展示品の入替日や業務の都合で、臨時休館あり
10名以上の団体、観光バス等での見学は、
事前申し込みが必要。
見学希望月から2か月前の「平日第1営業日」
から受付開始
駐車場、駐輪場一切なし
博物館(さいたま支局)
住所:埼玉県さいたま市大宮区北袋1-190-22
電話:048-645-5899(月~金、祝日を除く)
048-645-5990(土、日、祝)
開館時間:9時~16時45分(入館は16時まで)
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、
毎月第3水曜日
※展示品の入替日や業務の都合で、臨時休館あり
博物館入口に駐輪場あり
自家用駐車場なし
※台数に限りはありますが、観光バス、
身体の不自由な方の駐車スペースが有り。
(事前相談要)
展示室(広島支局)
住所:広島県広島市佐伯区五日市中央6-3-1
電話:082-922-1597
開館時間:9時30分~16時
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、
祝日
※展示品の入替日や業務の都合で、臨時休館あり
工場の中は見学出来ないの?
工場の中も見学できるようです。
博物館同様、料金は無料です。
博物館や展示室とは違う所は
完全予約制で、1名から予約可能です。
お金と医療に関係するお話
3歳未満の子供は、大人が思いもよらない
ような物を口にしてしまいます。
特にお母さんやお父さんが家事で忙しい
9時~11時台、18時~21時台に多いです。
食べ物以外を誤って口に入れる事を
飲み込んでしまうの「誤飲」といいます。
誤飲するもので貨幣が最も多いです。
貨幣で1番大きいのは500円ですが、
これも飲み込んでしまいます。
万が一、貨幣を飲み込んでしまった場合、
身体のどこでひっかかているかも重要です。
必ず病院に受診するようにしましょう。
特に小さな子供は、手に触れたものを何でも
口に持っていく特徴があります。
子供に不要な貨幣で遊ばせない、
手の届く位置に置かない
ように気を付けましょう。
最後に
お金には歴史があります。
お金とは何かを考えるうえで、その歴史を
知る事は大切だと思います。
夏休みの自由研究、歴史を知るために
造幣局の博物館や工場見学をしてみても
面白いと思います。
夏休みに工場見学をと考えている方は
申し込み開始日に申し込みをするなど早めに
行動しないとすぐに予約いっぱいになる
可能性があるので注意しましょう。
桜の通り抜けや花のまわりみち等で
造幣局に来た際、子供に造幣局とは
どんな所か教えてあげても良いですね。